契心園(けいしんえん)
客殿の南側に広がる庭園は江戸時代後期の作庭で、律川より水を引く心字の池を中心とした旧普賢院以来現存する池泉鑑賞式の「契心園」です。
築山の松は鶴を、池の島は亀を表現しています。春夏秋冬、四季折々の表情を見せる自然の景色を、客殿から眺めることができます。
旧理覚院(りかくいん)庭園
客殿の西側に広がる回遊式庭園は旧理覚院の寺池で、実光院と統合後荒廃していたところ、以後の歴代住職が作庭整備して今日に至っています。
庭園西北に位置する茶室「理覚庵」は、昭和50(1975)年に建てられた建築で、建築資材のほとんどが実光院領の山林から切り出して調達されました。
庭園の中央に植えられた不断桜は、初秋から翌年春にかけて花を咲かせる珍しい品種です。錦秋の季節には、桜の花と紅葉が同時に楽しむことができます。
その他にも実光院には数多くの草花がございます。「花だより」ページでご紹介もしておりますので、ぜひご覧下さい。